なんで店をやり始めたんですか?
なんで他の店にしなかったんですか?
なんでフレンチじゃなく中華なんですか?
なんでまたこんなところでお店を?
なんで歌謡曲が流れてるんですか?
とまぁ、私の仕事はもともと、「なんで」が好きだ。
セロリじゃなくて大葉を使うんだって、
それが本当においしいかどうかなんて証明するよりも、
なぜ・どのタイミングで・誰と食べて
アナタがそれをおいしいと思ったのか、が遥かにおもしろい。
ハヤりの簡素なテントみたいな造りじゃなくて、
今さらデザイナーズカフェを造った
そんなアナタの生きざまを教えておくれ、である。
そんな理由聞いてどうなるワケでもないけど、やっぱり気になる。
「なんでアナタはそうすることにしたの?」
続ける。
なんでカウンターしかないの?
なんで一人でやってるの?
なんでカクテルを出すの?
なんでそのサロンじゃなくてTシャツとジーンズなの?
なんで市場に行くの?
なんですし屋なのにワインがいっぱいあるの?
…
なんでこの商品を作ったの?
なんでその話を誰かに聞かせたいの?
なんで巻頭の商品はコレにしたの?
なんでこの会社に入ったの?
…
…
なんでお酒を飲むと楽しいと思うの?
なんでその音楽が好きなの?
なんで女の子を追っかけているのが楽しいの?
なんで男の人を追っかけているのが楽しいの?
…
なんでその店に連れて行こうと思ったの?
なんで誘おうと思ったの?
なんでキスをするとうれしい顔をするの?
なんでオッパイを揉んで楽しいの?
なんで電話で話してると眠たくなるの?
ねぇ、なんで、どうして?
考えてみれば、この仕事はとてもオンナっぽい仕事に思えた。
あ、私が想像するからか。
※再録&書き直し。
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