2008/08/31

オーサカ・ラヴ。

やっとサムネイルもろもろでの指示を終えて、
(ていうか、人生の中でホテルでカンヅメになることがあるとは…)
やっと、恋焦がれた大阪。
親分と高松からの電車に揺られながら、
近づいてくる大阪の匂いを思い出す。

お初天神の路地に迷い込んでしっぽりとシュンでしまいたい。
ミナミの碁盤でエンドレスなゴキゲン回遊をしたい。
鶴橋の深夜の市場をふらふらと、誰かと歩きたい。
九条のトライアングルに囲まれて笑いっぱなしになりたい。
大正のおっさんの店でワインとてびちに揺れたい。
大阪の街にいれば、どこに行ってもおニイやおネエに会う。
言い訳できる相手が身近にいるということのシアワセ。
離れてこそひしひし、だ。

昨日はその中でも最もナニワな街に出た。
道頓堀でも新世界でも法善寺でもない。
高松にいても東京にいても
なぜか思い出されるのはいつでもしんみどうで、
しんみどうでもあのマッコリのパックとキムチチヂミが恋しくなる。

松本のアニキに電話をして現地集合、
早く浸かりたい私は電話後10分で到着、
勝手に出された豚足の烏龍漬け焼きと筑前煮とキムチにまず敬礼、
すかさず先にキムチチヂミを頼み、アニキの到着を待ってまずは生、
原節子なママの韓国語混じりのべっぴんトーク、
テレビで流れるバラエティ、とっとと生3杯を飲み干して
待ち受けるは1リットル500円パックのマッコリ。
私からアニキに近況報告、アニキからは雑誌の話に珍しく人生の話。
ジュリーの『東京』から引用のフレーズの洪水に溺れつつ
ママに勧められるがまま今季初の鉄板キムチ鍋、
キムチにも関わらずククッと効いたダシに悶絶、
おもむろにママの手から放たれた山芋が鍋にイン、
最後のうどんが鉄板に焦げ、
キムチとダシが濃厚に沁みて泣ける。
マッコリはくいくい進む。
ママの「おネエちゃんに1本あげるわ」に甘えてもう1本、
破裂寸前の腹を抱えながら名残惜しくもハムエッグ。

しんみどうのどこに大阪を想うのかは、結局わからないままだ。
自転車でほんの10分の場所にあることか、
近所のおっちゃんらの白熱するトークか、
キムチか鉄板かチヂミか、はたまた韓国出身のママなのか。
アニキに「なんでやろなー」と言うと、
「ようわからんけど、ええことやと思うで」とあっさり返ってきた。
答えはない。きっと考えるようなことでもないんだろう。
それがなんか、いい。


ほんで今から東京デート&出張でーす。

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