年をとると、朝目覚めても社会からの「宿題」は
待っていないという状況が多くなる。
悩ましく思う人も多いようだ。
患者さんで朝起きるのが辛いという人には、
朝ものを作るようにとアドバイスしている。
創造性を発揮しよう、と。
誰かに読ませるわけではないが、歌を書いている人はたくさんいる。
日記を書く、勉強をはじめる、庭いじりをするのもよいだろう。
多くの日本人は神を持たない。
宗教に関わっていたら、朝は神に対するお勤めの心が満たされるものだ。
それがないという人ならば、朝は手応えが感じられる何かを作ろう。
朝は世界を眺める時間だ。
※世界が私を置いてゆく朝。
(文:きたやまおさむ/したたかな老人/西の旅)
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姉が笑って言うには、母の子ども還りが進んでいる。
還暦間際の町役場重役、にも関わらず
連日の徹夜に早朝出勤、全国への出張とよう働く。
曰く「定年後、どうやって生きていけばいいのか」、
まっこと、ワーカーホリックぜよ、だ。
姉の言う「子ども還り」とは
家での母の自由気ままさについてである。
昨日の深夜に母親から電話を何度かもらったんだが、
一度目は帰宅途中、父の運転するクルマの中からで
「お父さんが怒っちゅうき〜」とケラケラ笑い、
そのままトンネル突入にて電話が切れて、
二度目の電話に出ると
「もう仲直りしたきね〜」とまたケラケラ笑い、
笑っていたかと思ったら
「もう家着いたき、切るで、おやすみ」と一方的に言って切った。
こちらは「?」が頭を巡る中、
またも電話が鳴ったので風呂にでも入ってきたのかと思っていたら
「ごめん、ちいちゃん(姉)と話して」と
何の用件も話さないままに電話を代わって
「?」が回る姉と二人、電話で上の会話を交わした。
母はそのまま眠ったらしい。
自由過ぎる。
子どもを全て社会に送り出してホッとしたのか、
姉に子どもが産まれてホッとしたのか、
とにかく子ども還り、進行中である。
定年後もこのチョーシで陽気にお願いいたします。
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しかしヒマだ。
まさにテレビが私の恋人、
バカのひとつ覚えみたく流れる各民放の
だっせー五輪テーマソングにも飽きがきて、
(そのへん、サンジャポは秀逸の編集だね)
ようよう思い出せば昨日は土曜日、
トライアングルではカームさんがDJ。
そそくさと準備をして街に繰り出すも、
メインアクトの登場待ちのフロアはガラガラ。
知らぬ輩にビールを2杯いただくが
すぐに飽きてメインを待たずにドロップアウト。
HBHに向かえばカウンターには絵師の集団、
外れて飲んでいれば“ウチのダンナ”がやってきた。
半年ぶりの再会である。
“ダンナ”は最近の多忙ぶりを誰かに言いたいらしく、
意気揚々と話したその全貌はおそろしすぎてここでは語れまい。
アニさん、また会ったときにでも聞きたければ報告いたしやすぜ。
“ダンナ”が弟分に呼ばれて去った直後、
その全貌にちょい絡みのあるミナミの親分登場、
「ちょうど良かった、話したいことがあったんや」
と言いながら席に着き、話したかったことだけを話し、
焼酎お茶割りに一口だけ付けて帰っていった。
ホンマかいなーというべき
アホらしすぎるこの話もまた別の機会に。
ひとり残った絵師とアメリカ籍のナイスミドルと
なんやわからん(覚えていない)おもしろ話をして私も帰った。
とにかく、久しぶりのHBHにて(あんまり久しぶりでもないか)、
どっぷりなミナミを堪能した次第。
あー、また、ミナミの話を書かなあかん気がする。
トライアングルに入るときの3,000円しか使わずに
酔っ払ったってのに背筋がおぞましいけど。
ついでに、ミナミの親分にケータイを知られたことが怖い。
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世界があなたを必要としていないとき、
世界がまだ何もしなくていいという時間に、ものを作ろう。
忘れてはいけないのは、遊び心と余裕。
世界が私を追い抜いてゆく、
あの東京発博多行きの夜行列車こそが、
私の老後だと思っている。
※世界が私を置いてゆく朝。
(文:きたやまおさむ/したたかな老人/西の旅)
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期せずしてタフな土曜日でした。
南堀江HQに行けばよかったような、
(本当はトライアングルから脱出したときによぎった)
そのままHBHでネタができてよかったもんか…。
あー、今日はおとなしくテレビにかじりついときます。
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