四国全域(徳島除く)に東京と、
ここ3週間ほどの大阪滞在は数日しかない。
今日から高知へ帰ろうと思っていたけれど、
一度ゆっくりと居着いてしまえば
我が家が愛おしいのは当然のこと。
なにしろ、
気合いを入れて買ったイデーの作業机も
薄っぺらくてバカでかい顔をしたパソコンも、
まだほとんど袖を通さぬ一張羅のようにデンといるのだ。
勢い余ってiTuneに入れ込んだ大量の音楽も
まだ充分に聴いてなんていない。
ふらふらと書店で買った大量の本も
まだめくられることなく積まれてある。
帰るか帰るまいかの悩みは
サイコロを振るようにして決めた。
ロール・ザ・ダイス。
姉が徳島にいたら帰る、いなかったら大阪にいる。
というワケで、今、大阪にいる。
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僕がここで君に会っているということは、
僕はどこかで誰かと出会えないということで。
ここでモルトを飲んでいるということは、
このモルトはもう誰かに飲まれることはないということで。
ここにいるということは、
どこかにいないということで。
つまり世界は、
獲得と喪失で出来ているということなんだ。
それってなんかすごくない?
※diaries' diary(文:高崎卓馬/diaries2008年9月号)
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早く、帰っていらっしゃいよ。
誰かが私にそう言う。
早く、帰っていらっしゃいよ。
私も誰かにそう思うのだ。
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