1階はシェフのいるイタリアン、2階はサロンバー、
3階はテラスとギラギラな様相。
見た目に反して、サーファーじゃないのに
サーファーカメラマンに「サーファーの匂いがする」
と言わせる土臭い、または無骨な匂いを醸し出すオーナー。
ちなみに、ショップのオーナーというのが本業、
世界を飛び回るオーナーの下で、
店長は冷静に「店の経営、大丈夫か?」と悩んでいる。
メインストリートのひとつ裏のほうがおもしろい。
アメリカの子どもは遊ぶ手段をたくさん持ってないから
ストリートでスケボーをやってるけど、そっちのほうがいい。
実家ではお茶を売っているから、どこにいてもお茶を飲む、
ワインの片手にお茶を飲んだりすると言う。
国外にもショップがあるのにねぇ、とちょっと思う。
そういう人、のイメージとはあまりに違いすぎたから。
いや、こういう人のほうが多いのだろうか。
本当は事務所にしようと思っていたバカデカい物件は、
1階だけカフェにして、2階をショールームにしようかと一度悩み、
服にタバコの匂いがつくのはイヤだと向き直って今のカタチになった。
いくつかの思い直し、いくつかの偶然が重なって今に至ると言う。
それらの話をひとつひとつ、音階を確認するように
ゆっくりと紡いでいったという印象だった。
見た目に反して素朴であった。店も、人も。
--
お茶するだけの目的で寄ったカフェで、
飲みたいメンツがカウンターに勢揃い。
かっこいいおっさんスカのかっこいい新譜を聴かせてもらい、
日曜のライブの話になり、音楽を取り巻く人の話になり、
私は外側で聞いているばかりだけどアルコールを欲する。
途中でジュニアさんのことを思い出して、
ミーツに出す告知記事の素材をもらいに行くことを思い出す。
そこではシュウくんに遭遇、腰はもちろん重くなる。
ジュニアさんと話したことを整理するためにナマズに行けば、
また、シュウくんに遭遇、腰はまたも重くなり、
取材がかさんでそろそろ夜型な生活に疲れてきたというのに
やっぱり朝までコースとなるのだった。
店の話、人の話、恋について、自分の立ち位置について。
たくさんをたっぷり考えた。
「半端に店を始めたから、酒が美味いとかよりも
そこで楽しんでもらえたかを気にしてしまう。
自分はサービスマンになるべき」
とかいう決意が潔く、その視点でみた先輩の店への尊敬、
その上で、自分が目指すべき目標のありかた、
自分のキャラクターの作り方。
尊敬すべきミナミの人間だと思った。
若いのにご苦労。
0 件のコメント:
コメントを投稿