2008/05/20

そういう性。

どんなに素晴らしい映画でも歌唱でも、惹きつけられる舞台でも、
いや、それが素晴らしければ素晴らしいほどなのかも知れませんが、
観てる途中、聴いてる途中でそわそわしちゃって気もそぞろ、
じっとその場に座っておられん、
という最近はそういう時期なのか、基本的にそうなのか、
十五分くらいが集中力の限界であって、
それは読書においても多分にそうであります。

出だしの数行で、ああこの文章は
間違いなく読後にわたしを幸せにしてくれるに違いない!
という胸の脈打ち、それは第一印象でだいたいわかるものであって、
それがわかってしまうものだから、読み終わるのが待ちきれない。
はやく読後になりたくて。
長編小説や分厚い本も大好きですが、
読みながら頭では確実に文章を堪能しているのだけれども体のほうで、
(お願い、はやく終わってくれませんか)
と懇願してるというそういうなんかしんどいことのふたっつが、
起こってると、こういうわけです。

(asta* review/川上未映子・文/asta* 2008年1月号より)

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本を読むにも文章を書くにも、どうにもムラがあるようで、
今は仕事もほったらかして書きたいくらいの勢いの模様。
そういうとき、本は読みたいのだけど、
冒頭のような症状に陥って集中力は長引かず、
結局なぞってみるわけです。
著作権やらなんやらとあるだろうからと、
非公開にしているブログに、つらつらと小説やらエッセイなんかを
書き写していたりします。
今日は箍が外れてしまったかのように、
やるべきこと1/3でほとんどの時間をなぞるのに費やしてしまいました。
おかげで仕事はたまりまくり。
今日は〆切に追われてこんな時間になってしまいました。
先月末から今月にかけて、飲み過ぎてしまったというのもあるのでしょう。
しばらくは家からあまり外に出ずに
ゆっくりとテレビを観たり本を読んだりして過ごしたいのが本音で。
〆切を言い訳に、月末までは家にこもります。
(いや、それでも誘われれば9割は断らない、断れない性なのですが)

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