そうね、そうねと聞けるハナシってのはけっこう少ない。
イヴを半刻ほど過ぎた深夜、アイちゃんにナマズへ呼び出され、
マイキーと3人で飲んでいるとケイブのミナミさんとドラマーのアベさんが合流、
アイちゃんとマイキーが所属し、今日ラブソファでライブした
ジグザグガールズの話にアベさんの質問が重なり、
「で、なんで表現するのか?」というところに行き着いた。
ほんで、それはいろいろと納得できる話でもあった。
アベさんの主張は、二の線、三の線って何やねん、
メジャー、アングラってのは「目的」とはならないんではないんか、
先に「伝えるもの」があって、その結果としての「見え方」ではないんか、
伝えるために取る方法は音楽でなくてもいいのかもしれない、
それじゃ、そもそも「伝えたい」って何? てなとこ。
アベさんは、ナマズに来る前に
デグルチーニのライブに行ってきたから余計にそう思ったんだろう。
「アングラとかメジャーとか、何をやってるかってことの前に、
こういう、こちらとは全然違うもんをこの年になっても
まだ共感させられるんやってことに感動した」
と言って、デグルチーニをベタボメしていたので。
それが「正解」か「誤り」かなんていう方法論を語るより前に、
圧倒的なメッセージは否応なく伝わってしまうということ。
で、それはバッチシ今、私が考えて悩んでいることとダブっている。
例えば雑誌にしても、結局は、雑誌はアウトプットのための手段でしかないし、
その「伝える」物事が、自分の思うおもしろさと違うのであれば、
そこに固執する意味なんてあるのか? てのが迷いに陥ったトコでもあった。
「こんぐらいで書いときゃええやろ」と時間的に妥協するのもイヤだったし、
思っていないことを記名で書くことの恥ずかしさに耐えるのにも限界がある。
そういう些細なこと(それでも重要ではあるんだが)に対して、
費用対効果を考えてしまうこと自体が違うのではと、
アタマん中は一杯いっぱいでチグハグになっていた。
(もちろん精一杯ではある。制作毎、もっとあがく時間が必要だった、てことか)
アベさんが言っていることを聞きながら、そんなことを思った。
で、同時に、こういうふうなことを考えるのは、
今、私がその現場に足を置いていないから、
ということも間違いなく理由のひとつにあるんだろうけど。
ジグザグガールズをやるアイちゃんとマイキーが、
「かっこいいことしたいからやってるやん」とか
「今日のライブも、客がどうとかは別にしてとにかくおもろかった」以外に、
(演奏自体には不満はあったらしいけど、ステージングには満足していた)
アベさんからの「で、行きたい方向はどこなん?」ていう質問に対して
明確な答えを出せないってのはむしろ痛快。
それ自体がカネを取れてるとか、
客のいるところでうまく答えを出せているってのとは別の次元にいて、
とにかく、自分がおもろいと思っていることをできている、てのは強い。
身体的に「おもろい」を体現できている
アイちゃんとマイキーは難しいこと考えんでええんやで、て思う。
私が思っていることは、大学時代の悪友ユウコがいつか言っていた
「なんでここにいるんだろう、と疑問を持った時点で終わりだ」の
「なんでここにいるんだろう」とも似ているし、
もっと言うなら、カラダの調子が悪くなって初めて
健康の大事さについて考えはじめるのとも似ている。
そこに存在して、そこで何かをしているということについて
深く考え始めたとき、おそらく限界が生じつつある。
「考えていない」、または「前だけを見ている」
ということは、すこぶる健康な状態なのだ。
あー、しかしおもろかった。
みんな同じようなお題を考えてるってのがおもろかった。
いや、他にもおもろい話はあったので、それはまた別の機会に書きましょう。
昨日までのライブの話も、もうちょい引っぱりたいし。
今日は明石家サンタを観るつもりで時間まで調べて準備万端待っていたのが、
始まる直前の電話で呼び出されて、
あー、と思うところも、正直、なくはなかったけど、
おもっくそ寝姿なんを外向きにして出てってよかった。
今日のラブソファ、行かずに申し訳ない。
でも、ホンマは、アジャラとカラクリ、ビートネイチャー、
スーパーゲンキブラザーズはちょっと観たかった。
(けど、お金なかったんすわ〜→自業自得、トホホ)
その代わり、26日も行きますけん。
29日も忘年会前に行きますけん。
27日もなんやわからんけどとりあえず行きますけん。
アイちゃん、呼び出してくれたらいつでもお供しますけん。
しかし、連チャンやな〜。
(読んだら3日以内に絶対うんこもらすブログより)
行きたいと思う気持ちが足りなくて どこでもドアを使えなかった(志井一)
てことにならんようにしたいもんです。要注意→私。
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余談。
ヤキニクエストのこの記事↓、恐るべし。
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